大谷鉱山は粟村鉱業所が大正3年伊丹の酒屋から買受け、光る石灰重石(タングステン鉱
石)の採掘が始まった。
鉱体は石英脈で20本ほどの鉱脈があり、中でも11番ヒ(金ヘンに通)は延長1Kmにも及ぶ
チャンピオンベインでもあった。鉱床の北西部(トコナゲ坑付近)には多量の錫石も産出した。
昭和58年地下250mまで掘り進んだところで、鉱量と品位が尽き、閉山した。なお光る石資料
館はこの大谷鉱山の旧社宅を改造した物である。
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